
ブログ
シロアリ被害の修繕工事
5月から6月はシロアリが羽化して床などから飛びだしてきてシロアリの被害に気付くことが多い季節です。
先日ご連絡を頂いた方も同様に羽根アリが発生して防蟻業者を呼んだところまずは修繕が必要ということで工事をしてきました。

和室から床下にもぐってみると主に大引きに被害が大きかったので、その周辺を解体撤去して新しくしていきます。

土台は30年くらいまではよく使われていたアピトンという木材だったのでほとんど被害がなかったのが幸いでした。アピトンはとても硬くてシロアリも歯が立たないのかもしれません。大引きは米松という木材で内部は年輪の固いところを残してやわらかいところを中心に食べていました。

大引きや根太、座板は取り外したり途中で切断するなどしてシロアリの被害があるところは撤去して被害がなく使えるものは温存していきます。

和室は増築部分でべた基礎なのですが、すぐ隣のダイニングが元からある建物で布基礎でした。布基礎は床下が土でシロアリは多くの場合土の地面から道を作って木のある所まで這い上がってきます。今回は布基礎の土のあるところから上ってきて増築部分の和室のところまで食害していたようです。
シロアリが上がってきたであろう部分や通り道に念のため殺虫剤を使っておきました。

あとは防蟻業者さんにバトンタッチするだけです。みなさんも羽根の大きなアリがいたら気を付けてください。